8月27日(木)米川地域振興会(環境部) 主催「防災講座」が登米市米川公民館を会場に開催されました。

ご多忙の中、行政区長、自治会長はじめ、地区住民でもある市議会議員や一般のみなさん計30名が
参加されており、「防災」に関する地域の意識の高さがうかがわれます。

初めに、講師役を務める東和総合支所市民課の職員から「令和元年台風19号の被害状況と避難行動について」の
説明があり、改めて昨年の台風被害等を確認。

・地区内観測所 鱒淵雨量計  最大積算雨量230.5mm   最大時間雨量45.5mm
・地区内河川  二股川昭和橋 最高水位3.81m ※付近の堤防高は4.00m 氾濫ギリギリ!
・東和町内住宅浸水被害  床上浸水17件  床下浸水34件

続いてハザードマップの見方、避難情報の警戒レベルについて、地区内の土砂災害想定箇所について説明。
まとめとして「どこが安心なのか?」「避難行動は?」など、平時から各自確認することが大切と。

続いての意見交換では、市職員に対し参加者からの質問、疑問、要望、アイデアが沢山…
地域の「共助・互助」の輪の力によって、人的被害に至らないよう何ができるか、何を対策しておくかを
みなさん真剣に考えられており、その強い想いの表れでした。

「登米市洪水ハザードマップ」において米川地区は、同エリア内にある公共施設が浸水想定区域に設置されているため、避難場所として利用出来ず、隣の地区の公民館まで避難しなければならない問題があります。
雨風が強い時に行けるのか?、道路がすでに冠水していたら?、地区の小学校や民間施設の利用は?など、
行政と共にあらゆる想定を重ね、災害でも「誰一人取り残さない地域社会」を目指しています。